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2005年2月21日 (月)

05/02/19~20 鹿児島県出水

【県 名】 鹿児島県
【場 所】 出水
【年月日】 2005年02月19日(土)13:00
【時 刻】          ~20日(日)16:00
【天 候】 晴れ・曇り
【観察者】 鳥見仲間計4名
【環 境】 平地・海岸
【観察種】 

  1.カイツブリ      16.キンクロハジロ    31.ハクセキレイ
  2.カワウ        17.トビ         32.タヒバリ
  3.アマサギ       18.クロヅル       33.ヒヨドリ
  4.ダイサギ       19.タンチョウ      34.ツグミ
  5.コサギ        20.ナベヅル       35.シジュウカラ
  6.アオサギ       21.カナダヅル      36.メジロ
  7.マガモ        22.マナヅル       37.ホオジロ
  8.カルガモ       23.アネハヅル      38.オオジュリン
  9.コガモ        24.オオバン       39.カワラヒワ
 10.ヨシガモ       25.タゲリ        40.スズメ
 11.ヒドリガモ      26.ハマシギ       41.ムクドリ
 12.アメリカヒドリ    27.イソシギ       42.ミヤマガラス
 13.オナガガモ      28.セグロカモメ     43.ハシボソガラス
 14.ハシビロガモ     29.キジバト       44.ハシブトガラス
 15.ホシハジロ      30.ヒバリ

雑種 ナベヅル×クロヅル

【備 考】

◎タンチョウ幼鳥1は理由は分からないが、マナヅルの♂♀が育てており、子供を挟んで3羽で仲良く飛んでいるそうだ。
このタンチョウは昨年12月28日に来て、出水としては37年ぶりだそうで、ここで見られた我々は幸運だった。

◎クロヅルは2羽確認できた。2日間同じ場所にいたので確認は容易であった。

◎アネハヅル1は19日は東干拓地で見られたが、20日の早朝は観察センター前に餌を貰いに来ていた。小さなツルで綺麗さは私にとっては一番。このツルがヒマラヤ山脈上空を渡るのかと思うと、ますます好きになった。

◎19日はカナダヅルだけ確認できなかったので、20日はカナダヅル1本狙いで行動した。早朝、意外と簡単に東干拓地で確認できた。これで今回の目的達成と余裕綽々で観察センターに食事、土産買いの為戻った。
ここに毎年、ナベヅルとクロヅルの雑種(通称ナベクロヅル)が来ているのは知っていたが、雑種なのであまり真剣には探さなかった。
昼食後センター前で観察していたら、すく近くに午前中確認したカナダヅルに似た個体がいた。よくよく見てみるとちょっと変に思えたので、センターの人に確認して貰ったら、これがナベクロヅルと判明。
そうなると嫌な不安が心に。午前中のカナダヅルはかなり距離があり、我々としては頭頂部分などは充分確認した積もりであったが、ナベクロヅルとの識別は頭になかった。余裕綽々がこれで飛んでしまい、再度、東干拓地に向かった。
今度は午前中よりずっと近い距離で見られ、カナダヅルで間違いないことを再確認した。これでまた、余裕綽々に戻った(^^)。

◎今シーズンはソデグロヅルは来ていない。来ていればここだけで日本で確認されているツルが全種見られたことになったので残念。

◎今シーズンのツルの数は下記だそうです。(1月8日カウント)
ナベヅル  9,432羽、マナヅル  2,397羽、クロヅル  2羽、カナダヅル  3羽、アネハヅル  1羽、タンチョウ  1羽、雑種ナベヅル×クロヅル(通称:ナベクロヅル) 3羽  合計  11,839羽
出水市のサイトから転記しました。詳しくは下記をご覧ください。
http://www.city.izumi.kagoshima.jp/izumi08/izumi40.asp

◎最初の北帰行は2月11日450羽程度あり、しかし、以降天気の問題かどうか分からないが、あまり帰っていないようで、今でも、1万羽以上はいるとのこと。

◎観察センターの直ぐ脇に宿をとった。朝真っ暗なうちからツルの鳴き声が聞こえ、部屋から覗いてみたが、何も分からなかった。
少し明るくなったので、再度見たら、塒から連続飛び立っているのが分かった。この地域のツルの殆どが観察センター奥の水辺を塒にしているそうだ。大きな鳥が連続的に湧き出てくるかのように飛び立って行くのは壮観である。

◎朝、7時前後に2ヶ所で餌をやっている。何を与えているのかと思ったら、お米であった。古米との話であったが、コシヒカリ、ヒトメボレなどであった。
北帰行が始まる1ヶ月前位からスタミナを付けさせるために?小魚もやるそうだ。畦道に車で入り、餌を撒いていくのも大変な作業。休みの日はボランティアの人がやるそうだが、平日は宿のご主人が殆ど1人でやるらしい。我々はその宿に泊まったのだが、何故かご主人にはお会いできなかった。
30キロ入れの米を撒いていくのだから力仕事だ。小魚は米をあげてから、暫く立って、また、車で入り、かなり大きな冷凍物を車から落としていく。それが段々溶けると、餌になるわけだ。

◎朝、宿の前の電信柱にミヤマガラスが大きな群れで止まっていた。ツル用餌のおこぼれ狙いであった。

◎タゲリが30羽程度の群れで何度も見られた。

◎アマサギが見られたのはちょっと驚いた。

◎何千羽のツルの中に見た記憶のある随分小さな鳥がいたので、何かと思いしばらく見ていたらアオサギであった(^^)。

◎時間がなく、あくまでツル一辺倒でいった。カモメ、カモ、猛禽、小鳥類ももっと居たと思われるが、見られなかった

【雑 記】

◎宿でイングランドから来た数人のバードウォッチングの方々にお会いしたが、こちらはまるっきり英語は駄目なので苦労した。韓国経由で来られたようで、出水の後は軽井沢に行くと言っていた。短時間の立ち話?であったが、トモエガモ、イカル、ヒレンジャクが見たいようであった。

◎二日間とも風が強く、非常に寒い日であった。天気予報では20日は雪の可能性もあると言っていたが、結果は降らずで助かった。羽田に夜遅く着いたが、東京は暖かいと感じた。

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コメント

摩周さん~ 鹿児島ですか\(◎o◎)/!
素晴らしいですね。野鳥への熱意を感じました。

そうそう、ガビチョウにコメントありがとう。
あれは実は八王子某所なのです(笑)
私もこっそり遠征してました。ふふふ。
関西ではガビチョウみたことないような・・・
関東に多いのですか?

また来ますね^^

投稿: てぃあどろっぷ | 2005年2月21日 (月) 18:31

出水いいなー。私はツルは1種類も見ていません。今度ゆっくり自慢話を聞かせて下さい。

投稿: ラフェット多摩 | 2005年2月21日 (月) 21:09

てぃあさん
ありゃまぁ~、八王子でしたか(^^)。あの辺は特に多いようです。
関西では見たことがないとお聞きするとホッとします。
ガビチョウの声って、クロツグミに似ているのですよね。紛らわしい。

投稿: 摩周 | 2005年2月22日 (火) 09:53

ラフェット多摩さん
北海道で何度かタンチョウを見ていますが、出水で見たタンチョウはまた格別です。
昭和42年以来というのですから。
ソデグロが今年は来なかったのが残念。
観察センター前は何千羽もいますので、その中の1~2羽を探すのは大変でした。
でも、タンチョウとクロズルはいつも同じ場所にいましたので、2日目は簡単に探せました。

投稿: 摩周 | 2005年2月22日 (火) 09:59

https://www.instapaper.com/p/5969122

投稿: AlysonSnn | 2017年10月22日 (日) 06:23

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