カテゴリー「 鳥のその他」の29件の記事

2010年12月22日 (水)

鷹狩 その2

20日の「鷹狩」の記事には書きませんでしたが、実演終了後、何人かの鷹匠さん聞いた話で印象に残っていることを書きます。

・冬の鷹狩の最大の獲物(現在ではなく大昔)はツルだそうです。何ツルなのか聞きませんでしたが、まさかタンチョウということはないと思いますけど(?)。
体の大きさを乗り越えて、仕留めにいくのでしょうね。
・そのためでしょうか、猛禽類は一般に♀の方が体が大きいので、飼うには圧倒的に♀に人気があるそうです。
・尾羽に鈴を付けていますが、これは獲物を仕留めたタカが藪などに入ってしまうと、どこにタカがいるのか分からなくなってしまうので、鈴の音で場所を確認するためだそうです。
・タカの夫婦は相手が死ぬまで、添い遂げるそうです。
・身近な人の顔をちゃんと見分けるそうです。といっても、3~4人までだろうとのこと。
・以前、テレビでやったそうですが(所ジョージの番組とか)、1キロ先で、人間がヘルメットを被り、その上に餌を置いたところ、抜群の視力でその餌を見つけ、一直線に飛んでいたそうです。
・それから判断しても、主人の顔なら500メーター程度なら見分けられるだろうとのこと。
・フクロウもいたのですが、これは愛嬌があり、何人かの人が許可を貰い、触らして貰っていました。おとなしいものです。
・ところがオオタカなどはさすがに精悍ですし、鋭い嘴や目を見るとちょっと怖いですよね。だから、私が知る限りでは誰も「触っても良いですか?」と聞く人はいませんでした。
・でも、鷹匠さんに聞いたら、余程ひどいことをしない限り嘴で噛みつくようなことはないとのこと。タカの武器はあくまで足の力とその爪だそうです。
・普段は毎日餌をやるが、鷹狩に出る場合は、3日くらい絶食させるそうです。仕留めたら、直ぐ食べ始めるので、その時、鷹匠さんが持ってきた餌とすり替えて、獲物と交換するそうです。
・小さな犬・猫は仕留めてしまう可能性があるので気をつけるそうです。
・動物愛護の精神は理解できますが、鷹狩用のために捕獲が許可される可能性はないのですかと聞いてみました。現在は、宮内庁も鷹狩を止めてしまったので、認められる可能性はないだろうとのことでした。
・調教中に逃げてしまう個体がいるそうで、その際、同種とはいえ別の遺伝子が入ってしまうことは鷹匠さん自身気にしているそうです。
・鷹狩用のタカ同士で繁殖できれば一番よいのですが、個体数も少なく、自然界とは全く違いますので、ほとんど成功しないそうです。下手に一緒にさせると、体の大きい♀が♂を喰い殺してしまうそうです。「人間と同じで女性の方が強いのです。」と鷹匠さんが言ってました(^^)。

以上、思い出したことを書きました。

毎年、正月、東京の浜離宮で鷹狩が行われています。

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2010年12月21日 (火)

出水市のツルが鳥インフルエンザに。

かなり深刻な問題になるかもしれないニュースです。
ツルで有名な鹿児島県出水市で越冬している複数のナベヅルが鳥インフルエンザに感染している可能性が高いことが分かったようです。
問題は、世界のナベヅルの9割近くが、この出水市で越冬しているのです。
もし、蔓延するととんでも無いことになる可能性があります。
だいぶ前に、出水市にツルを見に行ったことがあります。
その時、こんなに1ヶ所に集まっているのは怖いなぁと思いましたよ。
その時の私の報告。

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2010年12月20日 (月)

鷹狩

Ootaka10122我が家から近い都立石神井公園近くに練馬区立「ふるさと文化館」があります。
ここで、現在、特別展として「御・鷹・場―徳川将軍家の鷹狩―」(有料)が行われています。
そのイベントとして、昨日、「NPO日本鷹匠協会」の鷹狩実演が行われたので行ってきました。
狭い場所ですので、本当の鷹狩りを行うわけではありませんが、近い距離を飛ばせての実演がありました。
参加した鷹類はオオタカ♂1♀2、チョウゲンボウ♀1、ハリスホーク2(和名モモアカノスリ)、番外ヨーロッパのフクロウ1(日本のものよりかなり小型)の計7羽。
精悍なタカ類と愛嬌のあるフクロウと好対照でした。
実演終了後、すべて目の前で見ることができましたので撮影しました。
怪我で捕獲されたものや動物園で猛禽類を近くで見ますが、大事に飼われ、充分運動もしているので実に綺麗で精悍です。
こんな近くで見られることは普段ないはずですのでドアップで載せます。
この個体は
・種類 オオタカ
・名前 菊(キク)
・性別 ♀
・年齢 5歳
・出身 ウクライナから輸入
・値段 30万円
    今年6月5日イギリス生まれのオオタカ♀がいましたが、
    こちらは70万円だそうです。
(鷹狩のタカは日本では捕獲が禁止されているためにすべて輸入だそうです。)

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2008年10月28日 (火)

昨日の昭和記念公園

Kosumosu081028_2カメラに鳥用レンズをセットしてスタートしたのですが、鳥が出てきません。早々に諦め、今までと違うところのコスモスが見頃となっていましたので、それをちょっと撮影。
この公園の「昭和天皇記念館」に行ったことがないので、ならばと、時間もあるし、砂川口付近から延々と歩いて行ってみました。ところが、ここだけは月曜休館とのこと。疲れました。

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2008年9月29日 (月)

出水にマナヅルが到着

昨日、鹿児島県出水市にマナヅル1羽が到着し、観測が始まった昭和37年以降、最も早い記録だそうです。
この2日、急に寒くなりました。今年は冬が早いのでしょうか。
動画で見られます。
出水市のツル博物館のサイトでは、今時点、昨日のことなのでまだ更新されていませんが、これから、時々チャックするのが楽しみです。

※本来なら、今日は鳥見ができる曜日なのですが、又、天気が悪くて・・・(T.T)。


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2008年6月 9日 (月)

カラフトアオアシシギ、雨、軟弱・・・(хх,)

今一番の話題がカラフトアオアシシギでしょう。どうやら、5日には三番瀬で確認され、昨日昼前くらいまでは三番瀬近辺にいて、夕方、谷津にオバシギやコオバシギと一緒に入ってきたそうです。
私はカラフトは96年谷津で見てはいますが、もう一度見たい気持ちは充分あります。それに、今回はコオバシギの綺麗な夏羽と同一行動をとっているようなので、それも見たいです。コオバの夏羽は意外と見られないですからね。
今日は、そんなことで三番瀬に行く予定でしたが、この天気が。現在、我が家の辺りは雨がポツポツです。谷津や葛西と違って、三番瀬で降られると辛いし、駅から遠いし。
以前の私なら、この程度の雨はものともせず出かけたでしょうが。どうにも、腰が重く、軟弱になったようで。

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2008年6月 7日 (土)

カラフトアオアシシギ出現

昨日、ひょんなことから近郊にカラフトアオアシシギが出ていることを知りました。
カラフトアオアシシギは私としてはたった一度谷津干潟で見たことがあるだけです。今、過去の記録を調べてみたら、それは1996年9月23日(月)で、台風が通過の後の出来事でした。

この時のことは鮮明に覚えています。当日はアカアシシギがいたのですが、なかなか我々の近くにはシギチ全般が来てくれませんでした。それが突然、一斉に直ぐ近くに飛んできました。アカアシも目の前ですから、隣にいたアオアシシギと比較したりしていました。その時、アオアシとアカアシの直ぐ横に、アオアシに似ているが、よくよく見るとどうも違うシギがいるのです。皆で、「あの隣のヤツは?」となりました。私の横にいた私の鳥見の師匠某氏に皆の質問が集中。カラフトかも、という話は出たのですが、こうなると某氏も辛いものです。なかなか素人の私が望む「カラフトです。」とい断定を出してくれないのです。結論は、その後、飛び立ったときの鳴き声と、尾と足の出具合から「カラフトでいいでしょう。」となったのです。
私のような素人は良いのですが、某氏のように誰もが認める詳しい人は、識別に関しては無責任なことは言えないのだとつくづく思いました。

当時の記録を見ると「東京湾岸には8年ぶりの出現」「25日まで居た由」と書いてあります。

ハッキリしませんが、5日には確認されているようで、今日の昼時点まで、私の知人達が確認しています。

私も再度見てみたい気持ちはあるのですが、今のところ行けそうもありません。

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2007年4月13日 (金)

オオソリハシシギ世界新記録

日本でも、今の時期、一般的に見られるオオソリハシシギが、ニュージーランドから中国や韓国まで1万キロ以上をノンストップで渡ってきたそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。

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2007年3月26日 (月)

「niftyFSHIZENさよならオフ」

Torasan0703262インターネット全盛の今ですが、niftyの現在の「自然とのふれあいフォーラム」(FSHIZEN)は20年近く前にパソコン通信の仲間が集まって作った「FBIRD」(エフバード)の直系です。
しかし、時代の流れには抗しきれず、この3月一杯でniftyがサービスを終了することになりました。
その「さよならオフ」が昨日行なわれました。天気が良ければ葛飾区の水元公園で「何でも観察会」を行なう予定でした。しかし、生憎の雨となってしまい、予定を変更し、「柴又帝釈天」と近くの「寅さん記念館」を見学し、その後、金町駅でさよなら宴会となりました。総勢19名の参加で、賑やかで、楽しい一時を過ごせました。
長く続いたフォーラムでしたが、基本的にはniftyの会員でなければ見られませんでしたので、最近ネットを見始めた方でniftyでない方はご存じなかったと思います。
niftyのFSHIZENはこれで完全に終わりですが、実はいくつもあったフォーラムの有志が集まり、4月から独自に「folomy」(フォロミー)として再出発することになりました。今度は以前と違い、どなたでも自由に参加できるようになります。niftyのFSHIZENはfolomyのFSHIZENとしてスタートすることになります。
現在、folomyはテスト的にスタートしておりますが、近い内にこちらでも案内させていただきますので、鳥好きの方と限らず、是非お出でくださいm(__)m。
※画像は京成柴又駅前の寅さん像です。

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2006年11月20日 (月)

本の紹介

Torinohon2本の紹介です。
ポケット図解「鳥の雑学がよ~くわかる本」
   柴田佳秀 著   秀和システム刊
   ISBN4-7980-1287-4  1600円+税
このような感じの鳥に関する雑学入門書はいくつかありますが、これが一番充実しているように思えます。
鳥見を始める人には最適な書物です。
ただ、私も決して詳しいわけではありませんが、「あっ、それは知ってる。」というのもかなりあります。
でも、その面を含めても役に立ちました。
詳しい人は復習の意味でもよいのでは。

★今月に入り、同居の母(90才)が腰を痛めてしまい、今まで以上に外出が難しくなってしまいました。何とか半日外出できればと思っているのですが。
こんな時には、つい「本の紹介」なんかになってしまいます(;.;)。

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